タイトル「テレビ・ドクター3 乳牛と病気の対象100選」
出版:デイリーマン社
監修:小岩 政照
澤向 豊
有名な本?教材?かもしれないがこの本。
持っている農家も多いと思うが、
病気になる、事故を引き起こすのはこの時期が多くなってくる。
特に子牛の体調管理に関しては、
一年の中でもっとも気を配る時期かと個人的には思っている。
本の内容は、主に牛の病気に関する情報で、
・病名
・原因
・症状、特徴
・獣医さんによる治療
そして、一番ポイントなのは、
・酪農家ができる手当て
病気についての知識を学ぶことは、
自分のところにいる牛の健康面をサポートすることに繋がり、
原因まで記されているため、
その原因を知ることによって、
事前の予防法に繋がることが、
この本の最大のメリット。
写真も多く、解剖された写真もあるが専門知識がなくても、
写真を元に学べる本である。
全部記憶する必要なないと思うが、
ある程度、熟知しておくことで、
毎日の牛の観察から、
牛の変化、体調の変化を感じることができて、
初期治療に繋がることが多い。
この本で経験になったことは、
子牛のカゼ?という考えが消えたこと。
細かく書くと、
カゼであればまだ良し。
だが、それがウィルスなのか?菌なのか?
それを知るだけで対処の仕方が大きく変わる。
特に危険なのがマイコプラズマ
感染力が強く、空気伝染でも広がっていき、
子牛のみならず、成牛クラスでも感染力は衰えないため、
牛群として危機感を持たなければならない。
特徴としては、体調が回復してきても耳が垂れるマイコプラズマ性中耳炎が大きな特徴だが、病気の連鎖は恐ろしく早く、危険が増すので、こういう病気の対処には多きく役立つのではないかと思ったので紹介とオススメをしてみた。
今、外への外出を控えている人に牛の病気を
本と通じて少しでも理解してもらえたら嬉しいし、
あくまで、
病気って怖いよね!
と書きたいわけではなく、
病気に対する知識を持つことで、初動対処が的確にでき、
自分の牧場を守る一つの方法を提示してみたいと思って書いたので、
ぜひ読んでみてほしい。
ちなみにネットで買えたよ!
また、農業関係なくても、興味のある人へもわかりやすいので
オススメできると思う。
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